2007年11月23日

エマーソン・レイク&パーマー / タルカス(2)

ELP-photo2.jpgelp7.jpg

前回は、エマーソン・レイク&パーマーの名盤「タルカス」のアルバム中心のお話をいたしました。
今回は、時代背景もふまえておひとつです。

70年代前半の、ロック黄金期での彼らの人気は凄まじいものがありました。
現在でもCD売り場に行くと、その偉業の痕跡は感じとれるとは思いますが、当時の人気には凄まじいものがありまして、
アイドル的なとらえられ方さえされておりました。

プログレ界で、アイドル的なとらえられ方をされていた人は少ないと思います。
彼らと、デビュー当時のジェネシスのピーター・ガブリエルくらいではないでしょうか?
(80年代のMTVでヒットしていたピーター・ガブリエルを知っている方には信じ難いかもしれませんが、当時は美少年扱いされていました。)

なにせ、1972年(だったと思いますが、)のミュージック・ライフ誌の人気投票が始まったとたんに1位でした。
まだ若いゆうじは、彼らの名前すら知らなく、
「なんだ、このバンドは?なぜローリング・ストーンズよりも上なんじゃ?」
という感じで見ておりました。

丁度その頃来日公演が後楽園球場で行われ、テレビ放映もされて、
日本全国のロック・ファンに幅広く知られるようになり、人気はうなぎ昇りとなっており人気投票も1位確実だと思われました。
(ちなみに、この来日公演で前座を務めたのが「フリー」でした。ただ「フリー」といっても、以前紹介した一度解散した後のフリーで、ベースに山内テツ、キーボードにラビット、ギターはポール・ロジャースが黒のストラトを持って、歌っていました。)

この年の人気投票は確か1月号で最終決定となったと思いますが、
その前月までダントツの1位だったのが、最終月でまさかの逆転2位となったのです!

それには、大きな事件があります。
1973年1月に決定していたローリング・ストーンズの初来日の突然の中止です!
これにより、いきなり最終月にローリング・ストーンズが逆転1位になるというドラマティックな結末となりました!

この時の幻のストーンズ日本公演は、武道館で決まっており、チケットも完売していたのですが、ミック・ジャガーの逮捕歴を理由に(そんなの最初から分かってたじゃーん!)急遽中止となり、その後来日公演は未来永劫無理だという空気が漂い、横須賀港の船上でやるならどうかとか、いろんな噂が流れては消えていましたので、ミックの単独ライブに続いての、スティール・ホィールのツアーの来日は感慨深いものがありました。

これにより、来日して1位になったエマーソン・レイク&パーマー。
来日できなくて1位になったローリング・ストーンズというようなことを、ML誌の「He said She said」という読者投稿コーナーで言われていた覚えがあります。

話しがだいぶそれました。
すみません。
もどします。

EL&Pのアイドル的な人気は、
実力、ルックス、ユニークさと三拍子揃って、
それは凄まじいものでした。

音楽的なことは、レコードを聴いてみんな感動していましたし、
まだ見ぬコンサートレビューを読むと、
キース・エマーソンはオルガンにナイフを突き刺して、引きずり回して倒す!とか書いてあって、彼らのカリスマ性がどんどんふくらんでいきました。
(来日公演では、ナイフでなく日本刀でした!)

ルックスは三人とも美少年で、レコードの「トリロジー」の中ジャケとか見ると、森の中で騙し絵みたいに写っている写真で、
ゆうじも男ながらに「かっこいい!」と思いました。
もちろんゆうじは、そちらの趣味はありませんが、そう思うくらいですので、世の中の女子達はかなりときめいておられたのではないかと推測されます。

しかしながら、音楽的にもかなりのユニークさ、斬新さ、アンサンブルの確立は凄まじいものがあります。

近年発売された、DVDボックスからも映像で伺うことができます!
このDVDボックス、デビュー前から再結成映像まで、広範囲にわたってレアな映像が収められており、大変お得な内容となっております。

しかし、ファンの欲張り意見を言わせていただくと、
70年代前半の最盛期のみでボックス作っていただきたい!

もっと言えば、「石をとれ」「タルカス」「展覧会の絵」だけでいいから完全版が欲しい!

「石をとれ」と「展覧会の絵」はよく出回っているが、「タルカス」はあるのか?
と言われそうですが、

成増!
いや、
あります!

先に出た伝説の日本公演のTV放映の実況生中継の完全版!
CMまで入ってるやつ!
(グレコの神田楽器のCMとか!)
見ました!

静岡の七間町に「リメンバー」というBARがあるのですが、
先日そこで見ました!

この店、
優しそうなマスターが、美味しいお酒を出してくれる、
落ち着いた雰囲気のちょっと小洒落たBARなのですが、

ところがどっこい!

店に入ると、お洒落なカウンターがあり、スツールにこし掛けると、目の前にはシングルモルトからバーボンまで、綺麗に陳列されたボトルが並び、優しい笑顔でマスターが迎えてくれます。
画面には、お洒落なミュージックビデオが流れているのですが、

ところがどっこい!

ためしにマスターに、
「デュアンいたころのオールマンの映像ありますか?」
「エアロスミスとジミーペイジが一緒にやった映像ありますか?」
「デラニー&ボニーにクラプトンとジョージ・ハリスンの競演映像ありますか?」
あるいは、フランス・ギャルにシルビー・バルタン、、、

と、言ってみて下さい。

マスターにやりと笑って、探し出してくれます。
いつ行っても、驚かせてくれる凄い映像を用意してくれています。

こんなBARどこにもない!

ホームページのアドレス紹介させていただきます。
http://www.884net.com/remember/

ゆうじは、よく3時の閉店過ぎても帰れなくなっています!

ここで、EL&P日本公演完全版見ました!
「タルカス」も完全版でやっています!

髪を切ったばかりらしい、グレック・レイクが以外と丸顔だというのがこの映像で判明しました!

でも演奏はかなり良いです!

最盛期のEL&P
ほんとに素晴らしいです!


『選べる外貨』誕生!





posted by ゆうじ at 04:06| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月21日

エマーソン・レイク&パーマー / タルカス

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静かに入るキーボードが、じょじょに大きくなって、
印象的な早いパッセージのリフが、
ユニゾンで入ります。

かっこいい!
メッチャかっこいい!

このリフほんとに、カッコイイ!

続いてファンファーレが入り、
ドカーンとスケールの大きい展開になってきます。

「噴火」

この「噴火」で、タルカスの卵が火山の中で孵り、
タルカスの誕生となり、物語が始まります!

プログレ組曲の名作「タルカス」のスタートです!

中ジャケットに、物語の進行にあわせた物語絵が綴られているので、
「今どこを演奏してるんだろう?」
と思いながら聴くと、楽しさ倍増です。

ちなみに、ゆうじはこの聴き方を試みて30年以上経ちますが、
いまだに、どの絵がどこの楽章かよく分かりません。

それはともかく!
演奏の方は凄まじくかっこいいです!

超絶アンサンブルで、どぎもを抜く「噴火」に続いて、
「ストーンズ・オブ・イヤーズ」
テンポを落として、ゆったりとしながらも、
スケールの大きい演奏に続き、
グレッグ・レイクのボーカルが入ります。

これがいい!
ほんとに、いい声してます、この人!

EL&Pの良さって、やっぱし
キース・エマーソンを中心とした演奏の
超絶アンサンブルと、グレッグ・レイクの声の
マッチングでしょうか!

プログレッシブ・ロックというと、
シンセサイザーを中心とした、
最新鋭機械楽器を多様しているイメージを抱きがちですが、
意外と主要なアンサンブルを聴かせる部分では、
オルガン&ベース、ドラム中心で、
あくまで、演奏でイメージを膨らませています!

ただ、テクニック、表現力、一体感はハンパではありません!

プログレとは、
最新テクノロジーを駆使した宇宙船ではなく、
あくまで、人間の技術と感受性で動く宇宙船だと思います!

あるいは、木作りの展覧会会場であったり、
蒼い空の下の広い牧場であったり、
太古の海や、ポセイドンであったり、古い教会や、
心の闇の中に輝く光だったりします。

心の中の宇宙を全開にして聴いて下さい!

レコードでは、A面がこのプログレ組曲「タルカス」1曲で占められていました。

そして、B面には小作品が並びます。

当時、ピンク・フロイドなんかもそうでしたが、
片面を大曲が占めると、
もう片面は小作品が並ぶというのも、
プログレの魅力のひとつでした。

B面の1曲目を飾る「ジェレミー・ベンダー」
ホンキートンク調の小作品
いいです!好きです!
組曲が終わって、このピアノが流れてくると、
肩の力が抜けて、ほっとします。
でもこのピアノ、すごくきれいに録れてます。

「アー・ユー・レディ・エディ」
珍しいくらいの、R&R曲で、
途中「ロック・ミー・ベイビー」の替え歌がでたり、
レディエディのコーラスがかわいかったりと
なかなかの一品であります。

B面の中でも、「ジ・オンリー・ウェイ」のような
バロック風名曲があったりと、
なかなか聴き応えのあるアルバムであります。

うーん、やはりこの時代のことになりますと、
まだまだ書きたいことが、いっぱいあります。

また、次回続きとさせていただきます!

『選べる外貨』誕生!
posted by ゆうじ at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月13日

スライ&ザ・ファミリー・ストーン スタンド!

stand.jpg

当時のニューミュージックマガジンの、
レコード評で100点満点の紹介でした!

あの、中村とうよう氏が編集長の、
当時のゆうじからしてみれば、硬派な音楽雑誌で、
100点満点をとったレコードでした!

すぐに、買いに行きました!

「アイ・ウォント・トゥー・テイク・ユー・ハイヤー」
一発でやられました!

印象的なリフに乗って、ハープの音がのってきます。
リード・ボーカルを3人でとりながら、
クライマックスの「ハイヤー!」に昇りつめていきます!

ラリー・グラハムのベースが、うねったグルーブを
徐々に作っていきます!
この人が、いわゆるチョッパーベースを作ったとされている、
偉大なベーシストなのですが、この曲ではシンプルですが、
アフリカン・ビート的な凄まじいグルーブを作っています!
見事です!

ワンコードでのグルーブが、タイトル通り聴く者をハイに高めていきます!
このスタイルは、後に多くのフォロワーを生み出していきましたが、
グルーブ感、音楽性、快楽度的に見て、バランスがとても良いと思います。
あまりデフォルメされても、行き過ぎな感じもしますし。

「シンプル・ソング」
ミーターズ風のリフが中心となる曲ですが、
ボーカルのいろいろなスタイルが出てきて、
コード数は少なくても、表情の多い曲です。
そういえばこのリフは、ジミ・ヘンドリックスの
バンド・オブ・ジプシーズの「フィルモア・ライブ」で挿入されていました。
「We got live together」のコーラスまで!
そのくらい、かっこよくて、いろんな要素のある曲です。

「SEX MACHINE」
有名なJBの曲とは、同名異曲です。
タイトルを書くだけで、恥ずかしいですが、
実際聴くと、もっと恥ずかしくなっちゃいます!
「キャッ!」
演奏は、ファンキーなブルースのインストで、
メッチャかっこいいんですが、
ギターソロ!
ギターソロが!
ギターソロが凄い!

説明するよりも聴いてください!これは!
ワウ(トーキング・モジュレーターかな?)
を使ったギターソロ見事です!
できる限りの大きな音で聴いて下さいね!
でも、ドアと窓はしっかり閉めて下さいね!
誤解されても知りませんから!

この音は、当時かなりの問題作であったろうと思われる、
「ドント・コール・ミー・二ガー」でも使われています。
こちらも見事です。
しかし、凄い内容の曲ですね。

アルバムは他に、
「スタンド!」
「サムバディーズ・ウォッチング・ユー」
「エブリデイ・ピープル」
「ユー・キャン・メイク・イット・イフ・ユー・トライ」
と、ソウル、ファンク史に残る名曲ばかりです!
(書いてみると、ほんとに名曲ばかりです。)

しかし、このアルバムが名盤とされているのは、
名曲が多い!というだけでは、ありません!

演奏および、アイデアが凄い!です。

みんな本当にセンスがあって、上手くて、
(ギターなんてソロは渋いは、カッティングは凄いはと絶品です!)
この時代(1969年)からしたら、かなり革新的なプレイをしているんだけど、
まだまだ、そればかりではなくて、
キャラが立っている!
そう、キャラが立っています!

いろいろなアイデアが詰まっていて、
ひとりひとりの面白みが、洒落た形で随所にちりばめられています!
多くは語りません。ぜひ聴いて下さい。
そして、自分なりに面白さを発見して下さい!
きっと、いくつも発見できると思います!

当時の映像を見ると、それが本当によく分かります!

そして、それをプロデュースしているスライ・ストーンの凄いこと凄いこと。

名曲、名演、名グルーブ、名キャラの揃った
ソウル、ファンク史に残る名盤です!

posted by ゆうじ at 02:51| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月12日

蓮華寺池公演 野外ライブ報告

とても気持ちのいいライブでした!

蓮華寺池公演の野外音楽堂のライブの報告です。

我が「マルテス・プレイヤーズ」は、
4時過ぎからのスタートでした。
いつも藤枝でライブをする時にお世話になっている、
「フリーライド」のオーナー「あきおさん」が参加しているパーカッション軍団の熱い演奏の後、
若手バンドとジャムバンドの後の登場となりました。

ちょうど、夕方になり始めの時間です。
風が少しすずしくなり始め、
空気が透き通っている時間です。

いつものように派手で、おばかな衣装に着替えてステージにむかいました。

空が高く、雲が動いています。
野外音楽堂の半円形の客席には、いろんなタイプのお客様が座っています。
その向こうの芝生の広場には、家族連れの方々がくつろいでいます。
ステージ前には、音楽好きそうな方や、出演したミュージシャンの方々が、ビールを飲んだり、踊ったりしています。

1曲目は、エドガー・ウィンターのファンク・チューンでいつも通りかましました!
ここでつかんでおいて、2曲目は、ロイ・ブキャナンの「ホット・チャ」ゆったりしたインストナンバーです。

野外はこういう曲が気持ちいいですね。
散歩途中の人も、ベンチでゆったりしている人も、客席でゆっくりビール飲んでる人も、大きな空の下、大きな池の近くで和んで聞いていただけたのではと思います。

そして、ミーターズのニューオリンズ・ファンクを2曲やって、エルビン・ビショップのソウルバラード。
この頃には、だんだんと暗くなってきて、照明が映えだしてきました。

これが気持ちいい!
ローリング・ストーンズの映画「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥギャザー」のあの、だんだん夜になっていく感じ!

当時ミック・ジャガーが、この映画の少しずつ夜になっていくライブを、
「特別な夜」と、表現していましたけど、
正にそんな感じでした。
(規模は、ずーーーーーーーーーーーーっと小さいですけど。)

最後は、ファンク・ブルースとJBの「ポップコーン」
この頃には、暗くなり、照明が輝き、大盛り上がり!

ステージ前で、踊っている方の数は増えているのですが、
いつもと違うのは、小さなお子様が何人かいたこと!

この中で、この日をきっかけに音楽好きになってくれる子がいたら、
ミュージシャン冥利につきるなと、今思っております。

久しぶりの野外ライブ、いつものライブハウスとは違う楽しさがありました。

今回、主催したのは、藤枝の「POT」という、ロック・バーの皆さんです。
聞けば今回4回目だそうです。
とてもしっかりした方々で、いい人たちでした。
これからも、続けてがんばって下さい。
お店の方にも、飲みにいかせていただきます。

ここのところ、藤枝や沼津地区の音楽関係で、とてもいい出会いがいっぱいあります。
感謝です。

来年2月23日には、沼津のイベント参加も決まりました。
その前に大晦日は、藤枝「フリーライド」が決まりました。
もっと前の、今週の日曜は、静岡「サーカスタウン」で、
アコースティック・ライブが、急遽決まりそうです。

いろいろと、声をかけていただいてありがたいです。
出会いに感謝です。

しかし、静岡のハイドパーク、
蓮華寺池公園野外ライブ気持ち良かったです。

ありがとうございます。


ラベル:ライブ情報
posted by ゆうじ at 02:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月07日

11月11日 蓮華寺池野外ライブのお知らせ

今日は、またまたライブのお知らせをさせてください。

11月11日の日曜日に、
静岡県藤枝市の蓮華寺池の野外音楽堂で、ゆうじがギターを務める
「マルテス・プレイヤーズ」がライブをいたします。

出番は、3時か4時頃だと思います。(昼間ですよ〜。いつも夜中から、朝までライブ後飲んでいる方、気をつけてくださいね〜。)

「マルテス・プレイヤーズ」は、いつもライブハウスや、ライブバーを中心に活動しているので、昼間の野外でのライブは珍しいので、いつもと違う雰囲気のライブになると思います。

蓮華寺池公演は、藤枝では誰もが知る、大きな公園で、大きな池には白鳥のボートや、これまた大きなすべり台や、茶室、噴水などあって、ちょっとした行楽気分が味わえます!
ぜひ、恋人を連れたり、お子様、ご家族と一緒に遊びがてら、マルテスのライブを見に来て下さい。

曲は、ミーターズ、エドガー・ウィンター、エルビン・ビショップなどを予定しております。

前回お知らせしました、「フリーライド」でのライブも、盛り上がり楽しくすることが出来ました。

またまた、ひらりんさんのホームページ「ブルース日和」にて、
写真付きで、ご紹介いただきましたので、
興味のある方は、ご覧になってください。
http://hilaling.exblog.jp/6660531/

ひらりんさんは、ミュージシャンなのですが、
写真のセンスはかなりのもので、
ここのホームページでは、
音楽以外の美麗写真が満載です。

特に、自然風景を撮ったものは、芸術的でさえあり、
ゆうじは、パソコンの背景に使わせていただいております。
(勝手に拝借して、すみません。)

では、静岡のハイド・パーク「蓮華寺池公園公演」
お時間ある方は、遊びに来てくださいね〜。
ラベル:ライブ情報
posted by ゆうじ at 03:08| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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