2007年10月31日

フリー ハイウェイ(2)

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前回に続き、フリーの名盤「ハイウェイ」です。

前回は、バラード中心のお話でしたが、
ロック・チューンもいかしております!

1曲目の「ザ・ハイウェイ・ソング」
こんなに自然で、肩の力が抜けて、ソウルフルでかっこいいロックンロールができるバンド、そうそういません!

この時代と地域性もあるのでしょうか。
例えば、
「本物のブルースは、黒人にしかできない!」
と、よく言われますが、
「この感じのロックンロールは、70年代前半の英国人にしかできない!」
とも言えるかもしれません。

続いて、「ザ・スティーラー」
フリーを代表する、ロック・チューンです!
アンディー・フレイザーのファンキーなベースに導かれ、
ポール・コゾフの美しい響きのコードワークのバランスが絶品!

この曲のギターのコードワークは、
ロックチューンながら、繊細で美しいです!
ゆうじも、以前この曲をコピーしていた時に、
コードのフォームを見つけるのに苦労しました!

音をとりながら、分からなくなると、
ビデオで、どういう押さえ方をしているのかを、
そこだけ何回も巻き戻しながら、チェックしました。
こんなビデオの見方をしたのは、
フリーと???の流出ビデオくらいのものです!

すみません。失礼いたしました。

そんな話はさておき、

このアルバムがリリースされて約半年後に、
ついに、伝説となっている日本公演が行われる訳です!

この神田共立講堂で行われた、フリー日本公演は
当時、「後楽園球場のグランド・ファンク・レイルロード」、
「箱根アフロディーテのピンク・フロイド」と共に
日本3大ロック伝説公演とされていました。
まだ、ディープ・パープルのライブ・ジャパンが行われるよりも、以前のことです。
ゆうじも、この3大公演の凄まじさは、多くの先輩諸兄方や、
雑誌、新聞等から聞いておりました。

その位凄まじいライブを日本で行ったフリーですが、
次の公演地オーストラリアで、
(当時なぜか、欧米のロック・バンドのツアーは、日本とオーストラリアがセットになっていました。なぜなのでしょう?)
()が長くなりました。すみません。

次の公演地オーストラリアで、突然の解散発表をします!

きっと、いろいろなことがあったのだと思います。

10代でデビューして、短期間の間に何枚もの、傑作アルバムをリリースし、個人的にもプレイヤーとして評価され、ワイト島始め大きなイベントにも出演し、世界中をツアーし、大成功を短期間の内におさめました。
でもまだ、若かったのだと思います。
2年前は、イギリスのただのティーンエイジャーだったのです。

想像すらできない、いろいろなことがあったのだと思います。
(でも、これだけの才能と成功は羨ましい!)

ファースト・アルバムから「ファイヤー&ウォーター」までの、
ギラギラした凄さと、このアルバムの悲しいほどの名演には、
大きな違いがあると感じるのは、私だけでしょうか?

伝説の日本公演の時は、実は疲れきっていたのでしょうか?

しかし、当時の来日の様子を掲載した「ミュージック・ライフ」誌では、
楽しくお買い物をしているメンバーの写真が特集されていた記憶があります。
(こういう特集をする「ミュージック・ライフ」は素晴らしいですね!フリーのお買い物ですよ!世界でフリーのお買い物レポート見たのは、日本人だけではないですか?ML誌は当時、新人、ベテラン問わず、ミュージシャンの良さを伝えていました。この雑誌のおかげで、どれだけの人が洋楽好きになったか、あるいは、どれだけのミュージシャンがスターになったか!70年代の音楽にほんとに多大な貢献をした雑誌だと思います。またまた、()長くなってしまいました。)

この時、ML誌では、ポール・コゾフのことを、「この人は、本当にジャニス・ジョプリンに似ている。」ということが、書かれていた記憶があります。
今思うと、びっくり仰天な記述ですが、確かにその時掲載されていたお買い物をしている時の写真の笑顔が、ジャニスに似ていた記憶があります。

ジャケット写真など、こわめな顔をしていることが多いので、このジャニスに似た笑顔の写真は貴重ですよね!
ちなみに、こわい顔は、デビット・リンドレーに似てますね。
(わたしだけ?)

すみません、話がかなりそれました。

何を言いたかったかといいますと、
そういう大変な状況の中でも、明るい時間があったのが、
なんとなく嬉しいような気がするし、
実は大変だと勘ぐっているのは、ファンの私だけで、
ほんとは、すごく楽しかったのかもしれないし、

でも、フリーの名盤というと挙げられるのが、前3作のどれかという感じがするのですが、
ゆうじにとっては、こういう時期に出た、この「ハイウェイ」が、
心に染み入るのです。




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posted by ゆうじ at 02:50| Comment(4) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月30日

フリー ハイウェイ(1)

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フリーのアルバムの中で、
名曲の多さでは、1番ではないでしょうか?

そして、疲れている時に聴いて、
染み入るアルバムでもあると思います。

前作「ファイヤー&ウォーター」から半年後にリリースされたアルバムです。
差を聴き比べてみて下さい。
何があったのでしょう!
というくらいの差があります。

その話は、後ほどに回しまして、

名曲の多いアルバムです!

「ラブ・ユー・ソー」
ほーーーーんとにっ、美しいラブソングです!
ポール・ロジャースの歌の表現力、力の入れ方、抜き方
素晴らしいです!
歌に対して奏でられる、
ポール・コゾフのギター、繊細で美しいです!
大切な人に、何か曲を贈りたい!
という時があるなら、この曲を贈りたいです!

「オン・マイ・ウェイ」
この曲も歌の表現力が、凄いです!
うたい上げるところも、力を入れすぎず、シャウトするでもなく、
すんなり、盛り上げます!
見事です!
ギターも、響きを大切にしたバッキングを、
さりげなくしています。
見事です!
キーボード(アコーディオンかな?)も
哀愁のある、いい隠し味となっています!

「ビー・マイ・フレンド」
後にリリースされた、「フリー・ライブ」でも
ひとつの、クライマックスになっている、
フリーらしい、名曲です!

「サニー・デイ」
聴いていて、なんか寂しくなります。
「オー、サーニーデエエイ」
と囁くように、唄われるところから入ってしまいます!
心の琴線に触れます!

「ボディー」「スーン・アイ・ウィル・ビー・ゴーン」あたりもそうですが、
歌の表現力が素晴らしく、それに対するギターの連動が芸術的ですらあります。

この二人のコンビネーションは、
このアルバムでは、結びつきがかなり強いと思います。

素晴らしい歌があって、
これに対し、どういうギターをのせるかということを、考えながら入れたギターだとしたら、かなりのレベルで成功しているといえるでしょう。

心のある歌に、心のあるギターが応えたというコンビネーションです。

ポール・コゾフのギターは、
「入魂のチョーキング・ビブラート!」
というイメージが強いと思いますが、
コードワークの響きを大切にしているイメージも強いです!

各曲のギターのコードの響きを聴いてみて下さい。
きれいでしょう?

ミュージシャン的な話になってしまい、恐縮ですが、
たとえば、Dというコードを押さえるのに、
いわゆるDのコード・フォームでは押さえていません。

多分ピアノ的な発想で、音と音を構築し、テンション音を加えて、
独特のフォームで押さえていると思われます。

例えば、有名な「オールライト・ナウ」のイントロ、
Aのコードを押さえながら、小指で6弦の5フレットを押さえていると思われます。
それがあの、力強さと繊細さの兼ね備えた響きになっているのだと思います。

ゆうじも、フリーは何曲かカバーしたことがありますが、
コードの響きで苦労しました!
多分、完璧にはできなかったと思います。

ポール・コゾフは
大木から、木彫りの彫刻も作れるけど、
繊細なガラス細工も作れるという、
まれに見る二刀流芸術家肌の
ギタリストだと思います。

すみません、ちょっと話がそれました。

しかも以外と長くなってしまいました。

この頃のフリーについては、
も少しお話させていただきたいので、
続く、とさせていただきます。






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posted by ゆうじ at 03:18| Comment(6) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月16日

フェアポート・コンベンション フルハウス

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ブリティッシュ・フォーク・ロックです!

ブリティッシュというくらいなので、アメリカのフォーク・ロックとは違います!
当たり前だけど。

ゆうじは、学生の頃、好きな女の子と一緒に聴きたい!
と、大事にしていたアルバムです。

恥ずかしい話ですが、ゆうじにとっては、
森の中を、好きな女の子と手をつないで歩いている。
というイメージです。
(今から思うと、なんとかわいい!キャッ!)

そんなことは、よいですが、

1曲目の「ウォーク・アホワイル」
フィドルのイントロに導かれて、踊りだしたくなるような、
明るい曲が始まります。
とはいっても、そこはブリティッシュ・フォーク!
陰りのある歌でまさに英国!
このバランスがとても絶妙です!

そういえば、この曲は、
以前(1970年代初頭)「オレンジ・ポップス」というラジオ番組のオープニング曲として使われていました。
かなりマニアックな話の聞けた、濃い音楽番組でした。

それはさておき、このアルバムのハイライトは、
2曲のインストルメンタル曲です!

「ダーティー・リネン」
もろに英吉利を感じさせるイントロ!
変拍子風だけど3拍子。
こんなイントロ聞いてると、中世の英吉利の風景が
目に映るようです。見たことないですけど。

でもこういう旋律を聴いていると、
プログレのリフに通じるところもあったりして、
さすが、英国フォーク!

そしてフィドルとギターのユニゾンに続き、
2拍子に変わって、今度はフィドルとベースのユニゾンになります。
この時の、フィドルの効果音の入れ方が絶妙!
青い空に白い鳩が飛び出すような感じです。

「マジックか!」

と、つっこまれそうですが、
マジックのような絶妙さです!

もう1曲のインスト曲「フラットバック・ケイパー」
コレは凄い!

フラット・マンドリンが縦横無尽に駆け回ります!
いろんなテンポで、いろんな展開で駆け回ります!
しかも、メロディーが凄いです!
美しいです! 英吉利です!

何気なく、超絶テクニックです!
マンドリンのことはよく分かりませんが、
多分そうです!

しかも展開が素晴らしい!
次から次へと来ます!

「え、まだ来るの!え、こう来たの!次はこうなの!キャー!」
と、この次から次に来る攻撃は、
キング・クリムゾンの「21世紀の〜」に匹敵するくらいです!

しかも目を閉じて聴くと、
英吉利の田舎の情景、中世の衣服を纏った人々が、
お茶を飲んだり、踊ったりという光景が目に浮かびます。
もちろん見たことは、ないですど。

この情景が浮かぶ、というのがこのアルバムの凄いところです。
(レコード時の解説書に、確か、あがた森魚氏が、情景浮かび系のコメントを書いておられた記憶があります。)

それは、歌ものにも顕著にでていて、
「フラワーズ・オブ・ザ・フォーレスト」
「サー・パトリック・スペンス」
「ドクター・オブ・フィジック」
あたりは強力です!

いつか英吉利に行き、田舎や森の中で、
このアルバムをバックに散策してみたいなと思っています。

もちろん恋心を抱いている女性と共に。
できれば、片思いの女性がいいですね。

その方が彼らの悲しく、美しい旋律が身に染み入りそうな気がします。

ぜひ、一度聴いてみて下さい!

ブリティッシュ・フォーク・ロックもいいですよ!





ラベル:名盤紹介 英
posted by ゆうじ at 03:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月11日

10月20日 フリーライド・ライブのお知らせ

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ライブのお知らせです。
10月20日(土)に静岡県の藤枝駅の近くにある、
スタッフがみんなイケメンで有名な
「フリーライド」というお店でライブをやります。

今回は、ミーターズやファンク物、バラードなどもやります!
ゆうじも1曲リードボーカルをとります!

興味のある方はぜひ見に来て下さい!

前回のレッド・ツェッペリン トリビュート・ライブは沢山の方に来ていただき、ありがとうございました!

このブログを見てきていただいた、Hさん、Nさんありがとうございました!
これを機会によろしくです。

このライブのレポートをやろうとしていたのですが、
実は写真が見事全てピンボケで使えなく、
(写真をお願いした方が、ノリノリで踊りながらの撮影となっていた為)どうしようかと、考えていたのですが、

なんと!
ひらりんさんのホームページに、美麗写真付きで紹介されていました!

しかも!
2年前のライブから写真付きでレポートされていました!

感動です!
ひらりんさん、ありがとう!

興味のある方は、ぜひご一読してみて下さい。

「ブルース日和」
http://hilaling.exblog.jp/i17

年間スタジオ・パスプライス・キャンペーンFY2007

年間スタジオ・パス プライス・キャンペーン

ラベル:ライブ情報
posted by ゆうじ at 03:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月09日

ダニー・ハサウェイ ライブ!!

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観客が、ミュージシャンと同等の役割を果たしている
ライブ・アルバム!

よく「観客もふくめて会場一体となったコンサート!」という表現を聞きますが、まずはこのアルバムを聞いてください!

たしかに、そういうライブは、あると思います。
しかし、それがかなりの演奏レベルと共に、レコードとして残っているとなると、かなり少ないのではないでしょうか。

そう、まるで星のきれいな夜に公園で、若き日の有馬稲子のような美しい女性と、いい雰囲気になっているところにUFOが現れ、宇宙旅行に連れていってくれた!
というくらいの確率ではないでしょうか。

それはともかく、
「きみの友だち」を聴いてください!

ピアノのイントロが入ると共に、「キャー!」ですよ。「キャー!」
そしてサビに入ると、
リード・ボーカルが、お客さんになってしまいます。

しかも、うまい!
ひとり女性でプロ並みの方がいます!

2番になると、その方
ハモってます!

しかもエンディングの方では、リード・ボーカル化してます!

でも、このアルバムの凄いのは
観客ばかりでは、あ〜りません!

当たり前ですが、演奏が凄い!

「ゲットー」を聞いて下さい!

ベースのイントロのかっこいいこと!

それに続く観客の手拍子!

このお客さん達は何なんですか?
タジ・マハールのハンド・クラップと同じレベルではないですか?

それに続くダニーのピアノ・ソロ!
これだけ入っている音が凄いことばかりなんて、
讃岐うどんに、ちくわに、玉ねぎフライ、キャビアに蓮根まで入れたような贅沢さですね!

そして最後の観客の、「とーきんばうとげーろー」
さらに、いくらを丼いっぱいに加えたような豪華さです!

演奏的には、ウィリー・ウィークスのベースが全体を
引っ張っているような感じがします。

随所で、メッチャかっこいいプレイが聴けます!

最後に言いたいことは、
これら素晴らしい観客も、ミュージシャンも多分普段の力以上のことを出している、素晴らしい境地へ誘った中心にいるのが

ダニー・ハサウェイ!

歌が素晴らしい!

ピアノが素晴らしい!

人の良さを引き出す、リーダーシップが素晴らしい!

彼を中心に、
ミュージシャンも観客も、
とてつもない、素晴らしさが出ています!

ほんとーーーーーーーーーーーに、
名盤です!











ラベル:名盤紹介R&B
posted by ゆうじ at 02:53| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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